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2009年10月24日 (土)

DIGITAL CONTENT EXPO 2009

アニメ版にゃんこい!が、どんどん今風ダメアニメになって行っててゲンナリ。
ま、分かっていたことではあるけれど。
 
 
 
今日は、「デジタルコンテンツエキスポ2009」というのを見に、お台場にある「日本科学未来館」まで行ってきました。
ちなみに、未来科学館の館長は、宇宙飛行士の毛利さんですね。
Dce2009

Dcexpo09

こんなのがあるってのは全然知らなかったんだけど、メーリングリストで回ってきて興味を持ったので、試しに行ってみたのでした。
 
 
基本的には、研究所とか大学の映像&立体物作品展示が主な感じ。それにいくつか実用的な企業の製品やら、学生の作品が置かれてます。
ちょっと乱暴な言い方をすると、「商品企画とクリエイターの青田買い見本市」ってトコロ<身も蓋もないな
 
「デジタルコンテンツ」という漠然としたタイトルだけど、ほとんどは映像作品ですね。
こないだのCEATECでも出ていた3D映像関連は、ここでも多かったです。でも、家電メーカーじゃなくて、大学とか研究所の物が多かったのが特徴的。

既に発売されているパイオニアの「フローティングビジョン」は、初めて見たけど、かなり浮き上がったところに見えていて驚きでした。が、真っ正面から見ないとダメで、少しズレると、とたんにただの2枚絵に見えてしまうのが難。ただ、センサーも付けて、その反応によって絵を動かすなど、今後の応用が期待されます。
……パイオニアにその余力があるかは疑問だけど……。

3d_sony

同じく空間投影っぽい形の3Dでは、ソニーの「360°立体ディスプレイ」もなかなかに面白そうでした。こちらは、筒の中に立体映像として3Dモデルを表示させる物。ただ、”360°”と言ってるわりに、真上と真下は見られなかったりします。まだ解像度が今ひとつだけど、細かい作り込みは、需要があればすぐにでも進むと思う。
こういうのは、表示器よりも撮影環境が問題だけど、例えばゲームとかに使えば面白そう。空間投影型の対戦ゲームとか、結構面白そうじゃない?

3d_fuji

既に発売されている、富士フイルムの3Dデジカメも、フォトフレームや印刷写真が展示されていました。
初めて見たけど、フォトフレームは、ホントかなり強烈に、立体的に見えます。人に関しては、頭部が不自然に前に来るのに違和感があったけど、木々の立体感や、風景の奥行き感など、実用化された製品で既にここまで来ているのは驚きです。ただ、フォトフレームとしては、立体に見える視野角がかなり狭いのが難。あと、印刷物に関しては、液晶モニターの表示と比べて、立体感に乏しいのが残念。
でも、今後どんどん洗練されてくると面白いことになりそうだと思いました。
 
 
そのほか、液晶やプロジェクターでの3D映像を見ましたが、遠景での立体感は結構自然な反面、近距離になるととたんに階段状というか、ブロック単位での立体感になるのが気になります。あと、メガネで見るヤツは、画面が暗い。家庭用でこれをしたときに、ユーザーが満足してくれるかは、ちょっと疑問。
まだまだ、これからという感じです。
 
 
特定の時間、ステージではヒューマノイドロボ「HRP-4C」が一人コントをしていました。結構普通に動くなぁと思うけど、やっぱりまだ不自然さはあります。
Hrp4c

あと、前々から感じていて、今回実物を初めて見てあらためて思ったけど、HRP-4Cって、下田麻美嬢に似てるよね。
 
 
今回、僕にとって特に興味深かったのが、併催の「ASIA GRAPH 2009」。全くのノーチェックだったんだけど、特にアニメーション作品に面白い物が多くてびっくりでした。
僕は、以前はCGとか嫌いだったんですよ。気持ち悪い不自然な作品が多かったので。「不自然」と言っても、ポリゴンの計算不足とかそうのではなく、なんか「作品」じゃない感じがしたのです。2Dも3Dも、僕が「CG」を普通に作品として気持ち悪くなく見られるようになってきたのは、フランスの3DCGアニメである「インセクターズ」を見たあたりから。
それはともかく、この展示会、その名の通りアジア各国の作品が並んでるんですが、知らない間に、東南アジアとかのレベルって上がってきてるんですね。ビックリでした。

アニメーションで特に驚いたのが、台湾の作品群。台湾って、もっと田舎っぽいイメージあったんだけど、作品はかなり洗練されてました。特に東南アジア諸国が、やけに民族性を出したり、世紀末思想的な環境問題を出しているのに対し、台湾の作品は、きちんと技術とエンターテイメントをバランスよくまとめて作品にしてるんですよね。
この辺ピクサーにも通じるところがあって感心しました。さすが、世界最大手のチップベンダーの国だ。
ただ、オリジナリティは今ひとつなところがあるけれど……。
あと、台湾は1枚絵もかなり好みの作品が多かったです。あまりにコミックコミックしてる感もあったけど、悪くはない。
ただ、狙ってやってるのかどうか判断つかなかったけど、1画面内の遠近感というか座標軸がオカシイ。3つくらいの空間と1面の平面の組み合わせになってて、これはどの作品も、そう。

やや古くさい感じはあるけれど、東南アジア諸国も、かなり良い作品作ってました。なんか20年くらい前の日本っぽい感じはしたけど、技術力はスゴイ。インドとかシンガポールとか、IT系強いって言うしね。

それに比べて、明らかに変なのがチャイナ。とにかく、まとまりがない。「中国からの作品群」という個性がない。何を表現したいのか分からない。
ま、僕が彼らの信号を受信できなかっただけかもしれないけれど。にしても、まだ中国は、世界に対する表現が下手だと思う。――いや、下手なんじゃなくて、探ってる最中なのかも。

そして、僕が全く受け付けなかったのが、SOUTH KOREA。アニメも1枚絵も、僕が嫌いだった20~30年前のCG表現をしている。特にアニメが酷い。「酷い」って言ったら語弊があるかもしれないけれど、とにかく僕には合いませんでした。難しいね。

日本人の作品は、1枚絵のCGに関しては、もはや色々やりすぎてどこへ行こうとしているのか分からなくなっている印象。他の国々が、ある意味「ゲーム絵」で統一されている中、なんかイロイロ変な作品ばかりでした。
でも、ちょっと前みたいに、ただのグロじゃなくて、立体物の現代アートに近い感じ。環境アートと言うべきか。
それに比べてアニメに関しては、学生作品が多いせいか、昔からちっとも変わらない。
男が作る作品は「走ったり飛んだりの高速移動を技巧で細かく表現し、最後にシュールなオチを付けるオレ、カッコイイ」で、女の子は「ちょっと説教の入った道徳童話」。ホント、アナログとかデジタルとか以前に、日本の学生アニメは、この2つしかない。何十年も前から、全く変わらない。僕が日本の学生アニメが嫌いな理由の一つなんだけど、未だにそのままと言うことにガッカリでした。そりゃ日本のアニメもダメになるわ。
 
 
Miraikan_2


昼前から出かけて長いこと見て回りましたが、かなり興味深く楽しめる展示会でした。入場無料の、比較的こぢんまりしたイベントではあったけど、会場の名前通り、なんか未来を感じました。
それに、来場者に子供連れが多かったのも印象的。やっぱりこういうのに子供がふれるのは大事。
こういうのをやって人が来られる雰囲気ができている点は、お台場の開発の成果だと思う。ホントは、こういうのが地方でやれると良いんだけどね。
 
 
 
というわけで、結構大きな刺激を受けて、なかなか充実した1日でした。明日までやっているので、興味のある方は是非。
ただ、今日の帰りには、雨に降られてずぶ濡れに。ここしばらく天気良かったんだから、もう少しもってくれても良いのに……。

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