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2009年12月 7日 (月)

理系は話に参加しない

先日、最近出た工人舎の小型PCであるPAシリーズを触ってきました。
小さいってのもすごかったけど、驚いたのは、その軽さ。サイズだけなら、昔出た富士通のLOOX UやVAIO type Uとかもあるからそこまで驚異的というほどではないけど、重量は、これでホントにPCか?と思うくらい。プラスチックな外観と合わせて、ちょっとPCには見えないおもちゃっぽさがあって、なかなか面白そうでした。キーボードも、それほど変じゃなかったし。
少なくとも、Netwalkerよりはいい。

惜しむらくは、CPUが1.33GHzのAtomZでOSがXPということか。新鮮味と将来性がない。

工人舎といえば、デュアルディスプレイという不思議なノートPCも出るけど、そっちは使いやすいかどうか、何とも。
デュアルディスプレイ環境が標準であるというのは、すごいとは思うけど、USB外付けディスプレイが多数出ている昨今では、どこまで意味があるのやら。ただ、Athlon-NEOマシンとしては、なかなか価格と性能のバランスはいいと思う。
 
 
そういった、低価格でフットワークの軽い、ネットにつなげる目的のPCが増えている中、ネットの利用や表現に関連した法案作りで、どちらかというと規制強化の流れは進んでいる印象。
 
 
人の揚げ足を取るというのは、ほとんどの場合、している方は「揚げ足を取っている」ということを自覚している。日本人は、これを「負い目」に感じるので、この行為には否定的だし、だから公的な交渉時にそれをしない。

――という文化が崩れたのだと思う。

「そんな法律だれが決めた?」という幼稚な反論が横行する事態を止めるのは、その行為を規制する法律を実際に作るしかない、ということなのだろう。
本来、こういった問題を解決するのは教育なのだけど、今の学校や家族に、それをどうこうできる能力は、たぶん無い。というか、できてるところとダメなところの差が激しいんだと思う。

そして、できてる人たちが損をしているのが問題。

学歴偏重と公務員的な事なかれ主義で来た学校教育と、個人の尊重という名の自分勝手からくる家庭教育が、それぞれ正常に機能しなくなった結果。1世代を経て築いた、なかなか興味深い歴史だね。
で、できてる人たちができてない人たちを規制しようとするけれど、そもそもできてる人たちには、それが自然なことなので、できてない人たちに何と言えばよいか分からないので、もう揚げ足を取られまいと必要以上に細かく文書化するから、できた法令が恐ろしく窮屈なものになっていると思うのです。
それに、倫理観が出来上がってからネットに触れるのと、初めにネットやケイタイありきの人たちとでは、物の見方も違うしね。
 
 
ま、妙な法令案が出てくることで問題提起がなされれば、それはそれで一歩前進だと思うのだけど、その議論すら揚げ足取り合戦になるという所が難儀だよなーと思います。それに、「法令」とかっていう決まりごとは、一度できちゃうと、良くも悪くも、しばらく変わらないから厄介。
 
 
つい先日β版が出たGoogleの日本語変換ユーティリティーなんかは、その変換候補を「普段使う口語的な語句をすぐに変換できる」とか「最新の事象にすぐに対応できる」といった反面、「サジェスチョンにより文章が画一化する」とか「日本語としての正確性が崩れる」とかいうこともあったりで、なかなかいいのか悪いのか判断付かないところもあります。
だけど、これがあるということが当たり前の時代はすぐにやってくるのだから、そういった一つ一つのツールや物事に対応していくんじゃなくて、そもそも、物の善悪を応用的に判断できる教育が必要だと思う。それはたぶん有識者と言われる人たちには分かっていることなんだろうけど、いかんせん、結果がすぐに出ないし、それを実証するのも困難だから、納得してもらえない。行政主導だと、ゆとり教育の「失敗」って前科があるから、なおさらだ。

どうするのがベストなのかは、いろんな人が、意見し、試し、検証しながら、少しずつ固まっていくんだろう。ただ、解決するスピードよりも、新たなモノができるスピードの方が、たぶん今は、早い。
技術屋は、常に新しく便利な物を出し続けることを要求されているのに、社会は全くそれに追いつけないでいる。結果として、市場要求に応えたにもかかわらず、「テメェんトコの作ったレコーダーでオレ様達のスバラシイ音楽がコピーされてオレ様達の儲けが減るんだが、どうしてくれるんだ?」とか言われるんだから、そら、やめたくもなるわって話。
 
 
全然違うトコに着地した。

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