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2010年6月23日 (水)

排斥

ウチのDELLノート、Windowsエクスペリエンス インデックスは、HDDを除いて、すべて6.7というスコアです。HDDだけ5.7。実際使っていて、結構カラカラと音が鳴って、足引っ張ってる感じがします。
SSD+HDDっていう構成も考えたんだけど、最近使ってるソフトが、プライマリドライブのユーザー領域に作業エリアを作って、そこから動かせないってのが多いので、DELLが選ぶような安めのSSDはちょっと心配だなと思って敬遠したのでした。それが良かったのかどうかは、今はなんとも言えない。
 
 
仕事も個人もメインで使うのがノートPCになって、外部ディスプレイをつなぐのが当たり前になってくると、Microsoftが勧めているリボンインターフェースも、なるほど十分考えられているのだなと感じます。まぁ、僕自身、そんなにリボンI/F否定派ではないのだけど、画面が狭いと、アレ、邪魔なだけだしね。
せめてあれが、上だけじゃなくて横にも配置できるようにしてくれれば……と、Lotus Symphonyなんかを使ってると、思います。フロートで出しっぱなしにできるっていうLotusSuperOfficeのI/Fが、未だに僕のベストなんだけど、Lotus自身が、それを捨ててEclipsに取り込まれちゃったのは残念だ。 
 
メニューに存在する機能をすべて前面に出すというのは、わりと家電寄りの設計だと思う。操作する項目はほとんど専用のボタンで出ていて、細かい設定だけ、メニューの奥に入ってるってやりかた。まぁ、そこまで割り切れてはいないけれど。
 
その操作性が上がればタッチパネルというのも意味が上がってくるけど、現状のWindows7だと、タッチ機能をOS機能に取り込んだとはいえ、まだまだそれに各アプリケーションが対応できていない。全部が全部対応する必要はないけど、もう少しタッチパネルで使いやすくなることが増えるといいなと思う。
 
 
この辺Appleがずいぶんと頑張っているけど、結局は「使いにくいなら削る」という割り切りを、ユーザーに認めさせられるかどうかの違いなんじゃないかと。
iPod touchやiPhone、iPadが、スムーズに動いて使いやすいというけれど、ユーザーが少しでも躓くだろうと思われるマイナスになる要因を、たとえ機能アップであっても削ってきたという方針の生んだ結果だと思う。Appleの想定した使い方以外は認めないという、かなり強固なポリシーを感じる。
僕には、Appleに「ユーザーカスタマイズ」という概念はないのでは無いかとさえ思う。いや、無いんじゃなくて、考え方が違うのか。
 
  
僕は、可能な要素はすべて出しておいてくれて、それを各人で使いやすくできる仕組みを作っておいてくれるっていうのが好きなのだけど、今の流れは、面倒なことはすべて見えなくして、できることを、単純に、大味な操作で実現できるっていうのがウケているっぽい。だけど、単機能なのが良いわけじゃなくて、操作する時に有る唯一のスイッチが、その時自分がしたいことに合うよう、インテリジェントに変化するってのがベストな様子。
 
なんともわがままな話だけど、技術ってのはラクをするために進歩していくし、ユーザーがラクだと思うことが正解なので、徐々にそういうものが増えていくと思う。
 
 
ただ、そうなると、ユーザーがモノの操作に引きずられて、その枠内でしか物を考えなくなってしまう恐れがある。使い方の工夫が無くなるというような単純な話ではなく、生活含めて、考え方の範囲が狭くなるということ。
製作者が想定した世界が、そのままユーザーの世界になり、その他の部分を見なくなってしまう。
 
 
意外と、その状況に陥っている人は少なくない。事の大小はあるけど。ツールが「できない」のと、ツールがユーザーに「やらせない」というのとでは、一見ユーザー体験が同じに見えるけど、全く違う。
 
 
だから、世に出すものを作るということは、それを使うユーザーの世界の一部を作ることだと思う。家電や情報機器に限らず、絵や音楽といった作品だって、そう。だから、送り手には、それなりの責任がある。
 
 
だけど、ユーザーが起こす行動の責任は、ユーザー自身がとらなければならない。それは、行動を起こした時点で、その行動が「創作」だから。
そこにまで制限をかけてしまったら、それこそ、ユーザーの世界を制限するということだ。必要なのは、不要なものを排除することではなく、不要なものを不要であると判断させること。

それが、教育だ。

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