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2013年9月 6日 (金)

マジデアカルイミライ

朝に会社近所のファミマでミックリマンチョコを買ったら「これ、もう出てる分しかないんですよ。もう入荷しないし」と、レジのおばちゃんに言われた。さすが都心は早いね。数箱仕入れてたハズなのに。
くじの方は、一等地がワンピースに取られているためか、いつもよりも減りが少ない。去年の夏は、2セット仕入れて、事前予約したために売る前に売り切れてた。狭いのに大量にお客さんが来ていつも混雑しているので、なかなかここでくじを買うのは難しい。
 
 
 

そんなこんなで、今年の夏もファミマはボカロに本気出してますが、そんな中、先週末は横浜アリーナで行われたボカロ系のイベント「マジカルミライ」に行ってきました。
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去年の赤レンガ倉庫前で行われたイベントもそうだったけど、初音ミクの発売開始日が8/31ということもあって、その前日とかで曜日を気にせずにイベントをするもんだから、今年も当然のように平日開催。であるにもかかわらず、9時ごろに会場に到着したときには、横アリをぐるっと半周してさらに正面ゲートを埋め尽くす集団が待ってました。僕が行った段階で1600人くらいだったみたい。
 
 

概ねどんな時もそうなんだけど、初音ミク関連でライブとかの大型イベントがあるときは、基本、天気が悪いんですが、その日はまさかの晴天。週間天気予報では雨の可能性もあったのに。
でも、今年は異様に暑い日が多く「天気が悪い=雨」ではなく、8月も終わろうかという中でのこの暑さも「悪い天気」と言えなくもないなと思いました。
 
 

予定時間の10時に開場が始まって、30分立ったくらいで入場ゲートにたどり着いたんだけど、ここで問題が。
 

チケットが無い。
 

今回のイベント、ライブと展示・物販が別チケットになっていて、それに気付かなかったためにライブのチケットしか持ってきてなかったのでした。ナンテコッタイ。
まぁ、悔やんでも仕方ないので、近いこともあってウチに取りに帰ったのでした。これがビッグサイトとかだったら往復3時間だし、幕張メッセだったら4時間コースなので、往復しても1時間でおさまる横浜アリーナという選択に感謝。もう、みんな横アリかパシフィコでイベントするといいよ。
 
 

そんなワケで1時前に、あらためて会場入り。物販は、意外と買える状況でしたね。単純なライブグッズ販売じゃなくて、本気で数作って売りに来てたんだと思う。一番欲しかったグッスマのぷちダヨーさんは当然のように無くなってたけど、チケットちゃんと持ってきてて、他を完全スルーして挑めば買えた可能性があって、それだけはホントに残念。
グッスマだけは、持込み品が昼ごろにほぼ完売してるという状況でした。どうやっても数揃えられないしね。他は、公式グッズも含めて昼ごろまではあったから、買い物に来た人はだいたいお目当てのものが買えたんじゃないかな。
 

ホントは買い物した後いったん荷物置きに帰ろうと思ってたんだけど、時間が中途半端だったので、そのままイベントを見て回ることに。
今回のイベントは「マジ」「カル」「ミライ」という3つのエリアに分けられて、それぞれ「ライブ」「物販」「展示・参加型イベント」という風になってました。で、展示系は、このイベントのためのビジュアルや、これまでいろんなところを回ってきた立体物とか、いろいろありました。

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今回メインの3種のイラスト。iXimaミクはXperiaや先の六本木ARでも使われていて、最近よく見るね。KEIミクは、どんどんキャッチーになっていくなという印象。あと、今回のイベントメインコスチュームデザインからは、企画的にターゲットを中高生とか女子向けに持っていきたいんだよなーってのが明確。単なる一過性で内輪的なカルチャーじゃなくて、もっと一般に、自然に触れてもらえる作品群であってほしいというか、子供がリコーダーを吹くかカスタネットを叩くくらいの感じでVocaloidを使ってもらいたいというところを究極的な目的にしてるんだと思う。
そういう意味でも、僕はあんまり「ボカロP」という言葉が好きではないんだけど、発売開始から6年でこの世界を作れたんなら、上出来だと思う。音楽の面だけ見れば、RolandのSoundCanvasで起きたPC音楽のムーブメントに似てるけど、IT技術とコミュニティの進化が、いろんなジャンルのアマチュアクリエイターを結びつけたところに初音ミクのすごさがある。いろんな過渡期と重なって、いろんなノイズも交じってるけど、それでも幸せな成功事例だと思う。ホント、権利団体が法改正したために一気に消滅したSMF(*.mid)配布の文化みたいなカンジにならないことを願うばかり。
 

で、この展示エリア、参加型のワークショップは事前予約制だったので、他の見学とか時間配分が分からなくて申し込まなかったんだけど、結果として、見られる内容が薄め。ライブ会場はともかく、物販エリアと比べても、かなり小規模だしね。

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当日並びだと混乱するってのはあったと思うけど、もうちょっと、多くの人が参加できるタイプの企画を用意した方が良かったんじゃないかと思う。1日限りのイベントじゃ限界があるから難しいだろうけど。
映像公開だけで1日4ステージを1週間以上やった「夏祭初音鑑」と逆なんだよね。あっちは「舞台公演」みたいなノリでやったからあの数なんだろうけど、アレでさらにベルサールの1Fで日替わりワークショップとかやるのがベストなんじゃないかなと思った。簡単じゃないけどね。


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今回初出のルカさんを加えて4人体制になったこのフィギュア、次の出番はいつだろう?
 
 

ライブ開演が19:30だったのでのんびり回れる感じでした。で、あらためて思ったけど、ホントいろんなところがミクさんを使ってるのね。
 

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今回ある中でちょっと面白いなと思ったのがコレで、北海道でとれた野菜をヤマト運輸が特別デザインの箱で届けてくれるというもの。
僕も頼んでみようかと思ったんだけど、ダンボール一箱分の野菜は、一人暮らしだとダメにしそうなので諦めました。でも、こういう取り組みは面白いね。

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コミケでもそうだけど、献血はキャラクターをよく使うよね。しかも、あまりメジャーをひっぱってこない印象。
あと、赤い羽根共同募金では、募金するとクリアファイルが貰えたりしました。横浜限定とかあったけど、各地でやってんのかな?


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GSRもいました。先日マン島を走った電動バイクも。バイクは初めて実物を見たけど、思った以上に小さいね。
 
 


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他にも、近所のお店でイベント合わせのセールをやってるところがあった感じ。結構イベント事になんかしらやってるのかもね。
 
 

一通り見て回った後、今秋稼働予定のDIVA Arcade future toneの試遊に並ぶ。僕が会場に来た頃だと200分待ちとかっていう札だったんだけど、それが150分待ちになってたから、終わるとちょうどライブ開場くらいだったのでいいかなと。
結局、ホントにその時間待ったのでかなり時間かかったうえに、難易度とかモジュール選択が先なのを忘れてて楽曲選択してしまったため、せっかくイロイロ入ってたのに、Easyをノーマルなミクさんでプレイすることになってしまいションボリ。でも、確かに画面見てる限り、表情の動きに微妙なバリエーションがあるように思いました。勘違いかもしれないけど。あと、総合的な演出が、だいぶノウハウたまってきてる感じはした。セガ、ゲームはともかく、ビジュアル的にはあまりセンス無い印象なので。

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新規要素のタッチスライダーは、思いのほか簡単。ただ、矢印キーに慣れてる今のアケミクユーザーには、あのタッチで諸々を選ぶのには違和感があるかと思いました。そのうち慣れるだろうけど。
 

でコレ、単なるマイナーチェンジだと思ってたら、システム自体変えてるのね。後で知りました。
前のがWindows7ベースのRingシリーズで、今回のが8ベースのnuに。PCベースのシステムだから、更新しないとむしろコスト高くつくだろうし、SEGAとしても、完全新機種で変えるよりはこのタイミングってのもあるんだろう。逆に言えば、新基板の立ち上げに使えるだけの数が見込めるということなんじゃないかな。
 

あと、今度SCEから出るっぽいミクさんのARゲームもやってみました。
ゲーム自体はPS Plusからの配信専用で、どうやって用意するのか不明なARシートをPS Vitaで読み込んでコンテンツを呼び出すというもの。会場では、エアホッケーをプレイできました。
十字キー他で操作するわけではなく本体を動かすことでプレイできる内容だったので、Vitaよりはスマホ向きの内容だったと思う。悪くはなかったけど、今後の展開次第かな?

そんな感じの試遊後、5時半から開いているライブ会場でオープニングアクトが始まっていたのでホールに入る。
今回のライブ、いわゆる「S席」「A席」「B席」みたいな感じになっていて、僕はB席のチケットを買っていたんだけど、遠い半面、真正面だったから音的にはいいかなーと思ってました。
クリプトンボカロの3声優やニコニコのクリエイター、拝郷メイコさんやらが出てきて会場を盛り上げます。拝郷さんの歌は、なんだかんだで毎年聞いてるなぁ。CD持ってないけど、「リビング」はだいたい覚えた。築30年の集合住宅。
会場から開演まで2時間というのはどうなん?と思ってたけど、あっという間でしたね。
 
 

そして、いよいよライブ開始。セガモデルのライブステージを見るのは久しぶり。
――が、曲始まってミクさん歌いだしても、後方スタンドからは、ほとんど見えず。今回、ステージ後方のスクリーンを使って映像効果をかなり入れていたのでステージ上面はかなり明るかったんですが、これがまた災いして、ボードに写るミクさんはほとんど見えない状況でした。
ただ、これはB席じゃなくてA席でもあんまり変わらなかったと思う。S席であるアリーナでも、後方の人たちは厳しかったんじゃないかな。サイズ的にZEPPとあまり変わらないくらいだったと思うし。
バンドメンバーが後方上段に構えていて、ミクさんはステージの横方向はいっぱいいっぱい使えてたので、今までのライブよりも動きは大きかったと思います。中央にいなければそこそこ目で追えるレベルでは見えたし。
まぁ、次の日に映画館で見ることは決まっていたので、全体の映像と音を楽しんでました。ステージ脇のスクリーンでステージ上の映像も見れたしね。
翌日のビューイングで見る限り、かなり表情付けが細かかったので、最前列付近じゃないと、あそこまでのクオリティを確認するのは無理だったんじゃないかと思う。SEGAは、ホントやりすぎ。そら、潰れるわ。
 

今回は、今までとは選曲の傾向が結構違った印象。編曲も、かなりロックよりでした。でも、これは横浜アリーナという会場での内容には合ってたと思う。あれだけ広い会場で1万の人間に聞かせるのにブヨブヨのソフトシンセ音とかは、さすがに無い。
後でパンフを見た限りだと、今回のバンドメンバーは、たぶんSONYが用意したんだろうと思う。EPICかもしれないけど。それぞれの経歴はよく知らないけど、ちゃんと弾ける人たちだった。キーボードがまともな音出してただけでも札幌ミクパの不満は解消できた感じ。あの時は、弾けないのにアドリブパートなんか入れんなよ……と何度思ったことか。
舞台演出まで考慮した「HATSUNE Appearance」と、バンドとの共演でリアルさを出すライブとで、それぞれの良さとかを出しながら作っていってくれればなと思う。そこに、今月に再演される冨田勲のオペラみたいなのが挟まると、今後も楽しみが広がります。ミクパは、もういいんじゃないかな。
 

惜しむらくは、年々ミクさん以外のボカロ曲が減っていることか。そろそろ、他のキャラのファンも増えてきているから、単独開催は無理でも、何かしらのアクションを期待したい。
早い話が、ルカ姉出せ。
あー、あと、SEGAはMEIKO揺らせ過ぎだと思う。どういう経緯でああなった?
 

これが映画館で見ると、途端に音がしょぼくなってたので、やっぱり席が遠かったりステージ見づらかったりしても、現地のライブは体験しておいた方が良かったと思う。音圧が全然違う。特に、ステージ向かって左のギター。
メディアージュの音響が悪いハズないので、やっぱりアリーナと録音物の違いなんだろうと思う。まぁ、シネコンでそこまでの大音響はキビシイってのはあったかもしれない。
 

というわけで、今年の夏ライブはとてもいいものでした。来年同じような内容ってのは難しいだろうし、別段、定期公演化しなくてもいいと思うんだけど、1年に1回ボカロ系の大掛かりなイベントがあるというのは面白いかもね。ボーマスみたいな同人イベントを併催するのも面白いかもしれない。
 
 

開演19:30ということで覚悟してたけど、案の定終了は夜中の10時にかかるという時間。それでも、イベント自体は10時までやり、物販ブースは10時半まであけるというアナウンスが流れたので、もう一度会場を一回りしてから帰宅しました。まさに、1日中ミク漬けな日でした。
 
 

去年のミク関連イベントでも思ったけど、客層はホントに幅広いね。あと、親子連れってのも少なくなかったのが特徴的。なんだかんだで「初音ミク」ってのは、単なる音楽ソフトだから、そこにこれだけの人が集まるってのは驚異的。
 

ただ、それぞれの「初音ミク」は、それぞれ違いがあるんだろうなと思います。見ているものは一つじゃない。それはそれで楽しいじゃん、って思う人たちが集まってるんだと思う。むしろ「俺のミクさんはコレ」っていうのを出せる人たちの集まりなんじゃないかと。
確かに物販の数は多いし、消費量は多いけど、生産者だってかなり多い。ま、それが供給過多をおこしてはいると思うんだけど、その善し悪しのユーザーからの判断は、ダイレクトにクリエイター側に伝わる環境ができてきているので、それはそれでいいんじゃないかと思えてきました。
日本は町工場みたいな中小下請け企業は多いけど、ベンチャービジネスの会社はあまり多くない印象。音楽の分野だって、メジャーレーベルに対するマイナーレーベルの数やそこでの活動ミュージシャンは多いけど、単純な市場規模でメジャーかマイナーかってなってる部分がある。そうじゃなくて、新しい何かを、大手ができない小回りの利くところが出していき、アーティストとか自称してるわりに音楽の一部分しかできない連中とは違って、いろんな人を巻き込みながら、映像だったり物語だったりへと展開していく流れを作ってる方がベンチャーっぽい。
 

そのベンチャーが、大きなところを動かして、でもベンチャーたちが目指していた作品の意図はそのままに世に出てくるなら、政府の特別予算とかいらないわけですよ。文化も産業も、結局はそういうことだと思う。
 

まぁ、初音ミクとボーカロイドがどういった道をたどるのか、まだ6年程度では判断つかないけれど、なんか今までとは違う何かができそうな気がします。それをリアルタイムで見ていけるのは、なんか楽しい。自分が今の時代で高校生だったらなーと、ホント思うよ。
 
 

もしほんとに東京オリンピックが実現して、その年まで順調に育てば、開会式でミクさん出てきてもおかしくないよなーと思いながら横浜を後にしたのでした。ま、さすがに東京オリンピックは実施されないと思うけどさ。

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